運営マニュアルが会場内・受付周辺・控室関係・飲食・交通等全体をまとめているのに対し、進行シナリオは講演会場内のプログラム・ステージ上の動きも含めた動きを具体的に映像・照明・音響・アナウンス・ステージサービス・進行ディレクター等が共通理解の中、行動を共に出来るように仕上げます。
最終の進行シナリオで開催1週間前には上記の技術スタッフと打合せを致します。

特にプログラムの中でアナライザーやシンポジウム・パネルディスカッション等ある場合はスクリーンの映像展開も複雑になるので、事前に映像のプログラミングを行い本番前にチェックします。
プログラムがスムーズに進行の遅れが無いよう、各技術スタッフが進行シナリオに沿って動きます。

進行シナリオ

1:映像展開 プログラムによりスイッチングのタイミング データ・ライブ切換
2:照明展開 ステージ・会場全体・背景イメージ・オープニング時の演出展開
3:音響 ステージ上のマイク・ピンマイク・質疑応答マイク・アナウンスマイク等
4:アナウンス 開始前・開催時・進行途中・シンポジウム・パネルディスカッション・アナライザー・終了時
5:会場ステージサービス 上手・下手にて座長演者の誘導 ステージ上資料設置内容とタイミング

上記の項目を時間に沿ってパート毎に明記し、お互いの動きを理解しやすい形に整えます。

講師控室で最終発表データやパネルディスカッション・シンポジウム進行の修正・変更があった場合、映像オペレータだけに変更の情報を伝えるのではなく音響・照明・アナウンス・ステージサービスにも同じ情報を共有しないと進行通りに進まなくなります。

その為、変更から本番までわずかな時間で情報を共有するには、普段から一緒にチームで動いている技術スタッフが必要となります。又、ステージサービススタッフも私共がよく使用する会場では、どの方にお願いしたいかをリクエストします。

今Web講演会が中心で動いていますが、リアル講演会と同様に、進行シナリオは主催者や運営側だけではなくファカルティーの先生方にとっても重要なものとなります。先生が直接PCを操作しながら講演されますので、映像・音声のオン・オフのタイミング、映像展開や照明の加減等開催前の短い時間での確認になるため、より分かりやすい進行シナリオを作成する事が講演会のスムーズな運営に繋がります。  以上
                                 

コロナ禍で毎日コロナ感染者数の報道がされています。
決して対岸の火事ではなく、いつ自分も感染するかもしれないという不安の中での生活になっています。

毎日寝る時には何事もなく床に就けるだけで感謝の気持ちになります。

又朝起きた時も体調に大きな変化がないか確認するように全身を少しずつ動かします。それが一日のスタートとなりますが、その後テレワーク中心の生活の中でいかに自分の気持ちを高めて過ごせるか?

今朝の朝日新聞の経済気象台というコラムにお笑い芸人のみやぞんさんの話がありました。彼は「自分の機嫌は自分でとって、人に取ってもらおうとしない」と言い切り話題になり、苦労人の彼らしいとても立派な処世訓だと・・。その記事を読み改めて思い出しました。

我が家で犬を16年飼っていましたが犬から教えられたのが、いつもご機嫌でいるという事でした。遅い時間に帰宅した際に誰もいないリビングで犬が寝ていましたが私を見ると直ぐに飛び起き尻尾をフリフリ元気よく飛びついてきました。

どんな時でもご機嫌で迎えてくれる犬とのコンタクトは私を元気づけ、嫌な事を忘れさせてくれました。私も家庭でも会社でもいつもご機嫌でいられるよう、まだまだ精進しなくてはと犬から教えて貰った事を今日記事で改めて思いました。

次回は受付関係を取り上げたいと思います。

金子 孝一