NHKで人気番組の「チコちゃんに叱られる!」では私達が当たり前に使っている言葉や習慣・行動の本質を問いかけられゲストが回答する内容ですが、見ている私は明確な回答が出来ません。
先週「チコちゃんに叱られる!」を見ながら改めて思いました。
弊社の仕事の業態はサービス業となりますが、サービス業においてはホスピタリティが大切とよく言われます。
さてこのホスピタリティという言葉はどこからの由来か?
よく番組でも諸説ありますが...と
このブログに書いている事も同じく諸説ありますがとなりますが...
どうもホスピタリティの語源はホスピスからきたようです。
ホスピスは終末ケアを行う施設ですが、元々は中世ヨーロッパの旅の巡礼者を休ませた小さな施設、教会の事を言ったようです。
この巡礼者が病や不調があった場合にケアや看護をした事から看護収容施設全般をホスピスと呼ぶようになったとの事です。
そこでのケアやもてなしをホスピタリティと称するようになり、これが今日の病院を指すホスピタルとなったと言われています。
私達の仕事は医療関係の講演会ですから、このホスピタリティはとても近い場面から生まれ改めてホスピタリティという語源を理解し、その精神をしっかりと感じ仕事に活かさなくてはと感じます。
しかしコロナの影響で今後講演会の受付等も大きく変化するかと思います。
今までは受付スタッフが来場された先生方をお迎えして受付・会場まで誘導しましたが、これからは非接触を最大の心遣い・ホスピタリティと考えれば会場入口にバーコードリーダーを設置し招待状を通し読み取って頂く、資料も会場後方へ置き「ご自由にお取りください」にすると明らかに接触回数が少なくなりますのでリスクは減ります。
状況に合わせ柔軟に対応出来る事が大切になります。
東京オリンピックの誘致の時のキーワードとして確か「お・も・て・な・し」が重要なアピールポイントだったと思います。しかし現在コロナ感染者数が減少せず、医療従事者の皆さんがぎりぎりの状況だと危機感を訴えている中でオリンピック・パラリンピック開催のキーワード「お・も・て・な・し」が何処に繋がるのか?
開催組織委員会が本当のおもてなしを今一度原点に戻って考えるのであれば、何処に・誰に向けて考えなくてはいけないか。
方向性は見えるような気がするのですが...。
金子 孝一