先週から経産省キャリアの二人がコロナ家賃給付金の詐欺事件で連日報道され、二人のプロフィールまで詳細に報告されています。
きっとご両親は子供に教育熱心で、その期待通りの道を歩んでいたはずなのに何故このような事件を起こしてしまったのでしょうか?
組織の中でも将来を嘱望された二人だったようです。
国民がコロナ禍で大変な危機に直面している中で、ほんのわずかでも救いになる給付金をだましとろうと思う気持ちにどうしたらなれるのでしょうか?
何でも順調に自分の想い通りに進んでいると、人間の傲慢さが出てしまうのでしょうか。
自分だったら大丈夫・・・
所詮自分達は他の人とは違うから・・・
こんな傲慢な気持ちが本来一番仕事をする上で大切な誠実さを忘れ、周辺の人たちの支えに気が付かなくなってしまったのでしょうか。
私が一番不安になる時は順調に進んでいると思われる時です。そんな時程大きな落とし穴があるのではと感じ自問自答します。
それは自信が慢心に変わっていないか?
傲慢な考え方になっていないか?
周辺は見えているか?等です。
仕事でも人間関係でも良好な関係を保ち順調に進んでいると思っている時程、お互いの想いを常に言葉で確認しないと、自分の解釈にずれが生じている事に気が付かず進んでしまう怖さがあります。
相手を分かったつもりで、自分だけの解釈に問題無いと思い込む事から勘違いし謙虚さを失ってしまう事に繋がると感じます。
亡き祖母が生前会うといつも私に確認するように話していました。
どんな人でも、どんな状況でも常に誠実に向かい合っていますか?
感謝の気持ちを忘れてはいませんか?と
順調にいっている時程、人として当たり前の事を忘れてはいけないと痛感しました。
実るほど頭をたれる稲穂かな
金子 孝一